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2018-10-12

三地門の手づくりとんぼ玉ショップ「沙滔舞琉璃珠工作室」

こんにちは!

「台湾エスニック雑貨店」店長です。

こころ踊る雑貨を求めて、三地門の旅はまだまだ続きます。今回は、ここ三地門で有名なとんぼ玉のお店「沙滔舞琉璃珠工作室」をご紹介します。店内には、カラフルなとんぼ玉がずらり。DIYのとんぼ玉づくりも体験できるお店です。

迷子にならないよう気をつけて!お店がある場所は…

「沙滔舞琉璃珠工作室」があるのは、「溢寮溪」という川の北側です。こちら側は坂道になているので、運動不足の方(店長を含む)には結構応えます。前回、三地門周辺の地理情報やアクセス情報について書きましたので、詳しくはこちらをご覧ください。

こころ踊る雑貨を求めて…山地門の旅

このあたりへは、屏東駅から「三地門郷公所」行きのバス(8227)、もしくは更に先の「霧台」まで行くバス(8233)で来ることができます。「三地村」というバス停で下車してもいいのですが、ひとつ先の「三地門郷公所」バス停で下車したほうが、坂道を下る形になるので楽かと思います。

また「三地門郷公所」バス停の近くには、数か月にいちど展示内容が変わる「三地門文化館」もあるので、お店へ向かう前立ち寄ってみるのもいいかもしれません。

三地門文化館*屏東縣三地門鄉中正路二段110號

「沙滔舞琉璃珠工作室」は、地元の人々暮らしがかいま見える静かな住宅街にあります。大通りから入ったこのあたりの路地は、民族衣装や服飾雑貨などの工作室(工房)などが、あちこちに点在してます。

網の目のようにきれいに整備されているのですが、だからこそ逆に迷子になりやすいので注意が必要です。店長も途中方向感覚を失ってしまい、庭先で民族衣装に刺繍を施していた女性に道を尋ねました。彼女たちの居住区に足を踏み入れ、しかも作業を中断させてしまったことに対して申し訳ない気持ちがあったのですが、彼女はとても親切に道を教えてくれて、無事お店にたどり着くことができました。

とんぼ玉好きにはたまらない「沙滔舞琉璃芸術空間

原住民の集落は、どこでもアーティスティックです。このお店の外観にも、来る人を魅了するカラフルなアートが施されていました。店内にはお店オリジナルのとんぼ玉を使った、色鮮やかな装飾品がずらりと並んでいて、店長の心は踊りました。お店の奥は、レッスンスタジオになっていて、時々イベントなども行われるそうです。店長がお邪魔したときには、創作ダンスの練習を行っている最中で、神秘的な雰囲気についうっとりと見とれてしまいました。

そのスタジオの更に奥には工房があり、数人の女性たちが、熱いバーナーと戦いながらとんぼ玉制作を行っていました。その傍では、できあがったとんぼ玉を並べ、組み方を考えている女性も。とんぼ玉のアクセサリーづくりには、見た目のデザイン性だけでなく、サイズや並べ方にもルールがあるそうです。庭先では、おしゃべりを楽しみながら「チナブ」という細長いちまきを包んでいる女性がいて、この集落の日常もかいま見ることができました。お店では200元でDIY体験も行っているので、世界でひとつのとんぼ玉をお土産に持ち帰ることもできますよ。

とんぼ玉の持つ意味

現在、三地門などで売られているガラスのとんぼ玉は「新珠」というもので、昔の「古珠」とは原料や製法が異なります。ですが「沙滔舞琉璃芸術空間」では、ピカピカのとんぼ玉をまるで「古珠」のように加工したとんぼ玉も作られていて、興味を持ちました。

とんぼ玉には、一つひとつに意味があり、お店のDMには12個の意味が紹介されています。

以前紹介した「山川琉璃吊橋のとんぼ玉手帖」とかぶる部分もあれば、かぶらない部分もあります。ここで紹介されている以外にも、もっと複雑で手の込んだデザインのとんぼ玉もあり、一粒から買うこともできます。

沙滔舞琉璃芸術空間*屏東縣三地門鄉中正路二段29巷45號

インスピレーションや、それぞれのとんぼ玉の持つストーリーで選んだとんぼ玉を身に着けると、何だかパワーをもらったような気分になります。

ぜひ、お気に入りのひとつを選んでみてくださいね。

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