toggle
2019-01-08

【本日のエスニックおやつ】ブームの予感!?もっちもちの小米(アワ)ドーナツ

こんにちは!

「台湾エスニック雑貨店」店長です。

旧暦を重んじる台湾では、新暦のお正月は少し盛り上がりに欠けるものがありますが、自分だけでも盛り上がろうと、ここ数日間おもちばかりを食べて過ごしていました。そんな、もちもち生活の中で、これまた素晴らしいもちもちスイーツを食べたのでご紹介します。その名も「小米甜甜圈」。粟(アワ)でつくられたドーナツですよ。

原住民とアワのいい関係

子どもの頃、セキセイインコを飼っていた店長は、アワというとどうしてもそのピーちゃんのえさ…というイメージが先行してしまうのですが、よくよく考えてみるとアワは、日本でも「五穀豊穣」という言葉の五穀のひとつであり、古来から親しまれていますね。

台湾原住民にとっても、古くは主食として食べられていた穀物で、小米酒(アワ酒)やちまき、竹筒飯などでもおなじみですが、豊年祭でも重要な役割を果たす存在です。

アワはお米よりも、播種から収穫までの期間が短いうえに、食物繊維や鉄、マグネシウム、ビタミンB1、カルシウムなどといった栄養素も豊富な、ありがたい食材です。そして、疲労回復、整腸作用、貧血予防などにも効果があると知ってからは、アワに対して一目置くようになりました。

先日、ルカイ族が住む村「霧台」を訪れたときに「小米甜甜圈」という看板を見かけたのですが、その時はすぐそばに車を停める場所がなくズルズルと通り過ぎてしまったので、あえなく断念してしまいました。それからずっと「小米甜甜圈」というワードが、心の奥底にあったのですが、ついに先日地元で発見し食べることができたのです。

ルカイ族の住む「霧台」は石板家屋がならぶスピリチュアルな世界

週末限定屋台in台南で買いました!

調べてみると、台南ではいくつかの場所でこの「小米甜甜圈」を販売しているそうなのですが、店長は台鉄台南駅から、北門路を南の方に進んだところにあるロータリーにて購入しました。

このお店は、土日の13時~のみ営業しているお店で、売り切れ次第終了。購入した日の18時頃にも、再度その場所を通ったのですが、その時にはもうすっかり閉店していました。

原味(プレーン/30元)と紅藜(レッドキヌア/35元)の2種類の味があり、注文するとその場で砂糖をまぶしてくれます。コロコロしたボールもありますよ~。

外側の生地はちょっとハードな口当たりで、中はもっちり。そのもっちりさはポン・デ・リングの上をいくかもしれません。身体にいいアワを使っているということで、罪悪感も少し減りそうです。クセになってしまいそうなおいしさですが、油と砂糖という魅惑の組み合わせは危険ですので、食べ過ぎにはご注意を~。

圓環小米甜甜圈:台南市中西區大同路一段2號

土、日曜のみ、13:00~売り切れ次第終了

関連記事