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2019-01-24

【買い付け日記】陶土でつくられるとんぼ玉「陶珠」を買いに…

こんにちは!

「台湾エスニック雑貨店」店長です。

現在、弊サイトの「SHOP」ページでは、パイワン族の手づくりとんぼ玉を使ったアクセサリーを販売しております。今までは、ひとつひとつバーナーで熱しながらつくられるガラス製のとんぼ玉商品のみを取り扱っていたのですが、このたび、土からつくられるとんぼ玉を使ったアクセサリーをお店に並べました。

今回は、そんな陶製とんぼ玉を使った新商品の紹介と、買い付け道中のお話です。

 

温もりあふれる「陶珠」のアクセサリー

「陶珠」と呼ばれる陶製とんぼ玉は、キラキラして涼し気なガラス製に対し、温かみのある質感が特徴です。実際に、作業工程を拝見させてもらったわけではないのですが、作り方はオーブン粘土と同じです。ただ、焼き上げてから色付けをするのではなく、もともと色がついている粘土を、作りたい紋様になるよう組み合わせてから焼くので、かなりの技術が要るそうです。

大きさが不ぞろいであったり、欠けていたりするものもあるのですが、それがまた味わい深くも感じられます。

 

マップに載らない民族雑貨店「水滴寮原住民的店」

「水滴寮原住民的店」を見つけたのは、本当に偶然でした。歩いて見つけた訳ではなく、ネット上でお店のFBを見つけたのです。いろいろな集落にあるお店などは、バスか車に乗らずしてたどり着けない場所がほとんどですが、「水滴寮原住民的店」は在来線の「枋寮」という、自強號(特急)も停まる駅から、それほど遠くない場所にあります。駅から歩いても約20分ちょっとで行くことができますが、大通りから出ているバスに乗るとあっという間に着きます。お店のすぐ横にある「建興寺」というバス停を通るバスは、結構ありそうでした。

お店は大通り沿いにありますが、マップに店名を入れても出てきません。目印となるお店の看板も壊れているので、「建興寺」のバス停を目的地として向かう方がよさそうです。

ジャングルのようなたたずまいに、入るのを思わず躊躇してしまった店長でしたが、一歩店内へ足を踏み入れると、民族雑貨店ならではの独特な雰囲気とエスニックなお香の香りに包まれ、なんだかうれしいような懐かしいような気分になりました。

 

伝統的な紋様が施されたファブリックやとんぼ玉など、パイワン族の雑貨がまず目に留まりましたが、それ以外の民族や海外からの輸入雑貨なども、所せましと並んでいました。

お店の奥には、気さくな女性オーナーさんが、せっせと物づくりに励んでいました。民族雑貨が好きで、この地にお店を構えたというオーナーさん。そんな彼女を慕って、バックを注文していたお客さん、刺繍の仕方を教わりにきたお客さん、はたまた近所でレストランを営んでいるオーナーさんなど、次々とお客さんがお店を訪ねてきていました。

昔はひと針ひと針を手で刺繍を施していたという原住民柄テープが壁一面に!
今は量生産するため機械での作業となったそう…。

 

先ほどお話した「陶珠」もずらりと並んでいました。長い時間をかけて、この中からいくつかを選び、それがこの日の収穫となりました。

水滴寮原住民的店*屏東縣枋寮鄉人和村中山路二段190號

 

お店を後にしてから…

お店をあとにしてから小腹が減った店長は、となりのファミマにてひと休み…。そこで帰り道とは逆の方向のバスに乗って、まっすぐ行けば潮州駅まで行けそうなことに気づきました。潮州駅は、先ほど来た枋寮駅より店長の自宅がある台南駅により近い駅で、特急も停まる駅です。ところがですね…待てど暮らせどバスは来ず…。このエリアのバス会社である「屏東客運」のアプリをインストールしてみたのですが、これも正確ではありませんでした。そこですぐ近くのセブンイレブンにて、タクシーを呼ぶ事にしたのですが、これがまた近くに待機しているタクシーがいないとのことで、つかまりませんでした…。

最終的には、来た道を歩いて枋寮駅まで引き返すことになり、帰りの電車の中ではぐったりとしてしまいましたが、なんとも心地のいい疲れでした。

商品はこちらで買うことができます

この日「水滴寮原住民的店」にて購入したネックレスとブレスレットは、少量ながらサイトの「SHOP」ページにて販売しています。

ご興味のある方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

台湾エスニック雑貨店

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