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2019-02-08

【本日のエスニックおやつ】お手軽DIY!ひんやりプルプルの愛玉ゼリー

こんにちは!

「台湾エスニック雑貨店」店長です。

今回ご紹介するのは、人気台湾スイーツのひとつにも挙げられる、プルプルゼリー「愛玉(アイユー)」です。街なかの屋台や夜市などでもおなじみですが、そのもととなる愛玉の種は、原住民の集落でよく売られていて、自宅でも意外と簡単につくることができてしまうのです。おみやげに持ち帰り、自宅で台湾スイーツを楽しむこともできちゃいますよ!

「愛玉」っていったい・・・

日本では「オーギョ―チー」という名前でよく紹介されていますが、台湾では中国語で「愛玉(アイユー)」というのが一般的です。「オーギョ―チー」というのはどうやら台湾語らしいのですが、店長が知る限り、もっとコンパクトにしているのか「ジーヤ」と発音しているのをよく聞くような気がします。

「愛玉」の木は、主に海抜1000~1800mほどの多雨湿潤な場所に生息する植物で、その実は、色も形も土芒果(在来種のマンゴー)によく似ています。その実を裏返すと、そこには種がぎっしり…。

この種を乾燥させたものが愛玉ゼリーのもととなります。

「愛玉」の実が手に入りやすい集落の雑貨店では、この種がほぐした状態でよく売られています。ローカロリーでヘルシーなうえに、美肌効果も期待されるというありがたい「愛玉」は、トッピング次第でいろいろな味が楽しめます。

材料は種と水のみ!ただし水がポイント

一見、ハードルが高そうに見える愛玉ゼリーですが、実は意外と簡単につくることができます。ただ、注意しなくてはならないのが水!これは以前、とある「愛玉」の専門店にて書かれていたことなのですが、蒸留水や濾過水など、ミネラルを含まない水では、「愛玉」は固まらないそうです。使う水は、イオンを含む硬水、もしくはミネラルウォーターがよいとの事で、店長は台湾産の「鉱泉水(ミネラルウォーター)」とかかれた水を選んでつくってみたところ、うまくいきました。台湾と日本では水の質が異なるので(日本は軟水で台湾は硬水)、その点も踏まえて水を選ぶといいかもしれません。

水と愛玉の種がそろえば、準備はOK!つくりやすい分量は以下の通りです。

・愛玉の種 20g

・鉱泉水 1000ml(店長は5000mlくらいをいっぺんにつくりました!)

つくり方もシンプル!ひたすらもむだけ

まず、愛玉の種を布袋に入れ口をしっかりと縛ります。この袋は、種を売っているお店で頼むとくれたりします。袋の目は細かいほうがいいそうです。

それから、大きなボウルに水をはり、愛玉の種入り袋を浸し5分ほどおきます。

後はひたすらもむだけ。袋のまわりがぬるぬるとしてきて、水が黄色く色づいていきます。

20分くらいでしょうか…全体が濃い黄色に変わったら終わりです。表面に細かな気泡が付く場合がありますが、この時点で取り除いておいた方が、できあがった時にきれいです。後は冷蔵庫で数時間冷やせば、ひんやりプルプル愛玉の出来上がり!

トッピングいろいろ…

巷で売られている愛玉ゼリーには、手間を省いて粉でつくられた偽物も存在するそうですが、ちゃんと種から丁寧につくられた愛玉ゼリーは、うどんでいう“コシ”のような、歯ごたえがある…そんなような気がします。そんな“コシ”のある手づくり愛玉ができたら大成功!時間が経つと溶けてしまうので、できたら早めに食べましょう。愛玉ゼリー自体には味がないので、シロップや蜂蜜などをかけていただきます。蜂蜜&レモンが定番ですが、氷やバニラアイスをトッピングしたり、ジュースをかけたりお好みで。

旅の思い出に「愛玉」の種を持ち帰り、自宅でのんびり台湾スイーツを味わうのもいいですね。「愛玉」の種は、食用の種なので日本へ持ち帰ることができますが、栽培用の種とみなされると検疫でひっかかる可能性があります。食用である事がわかるようなパッケージ入りのものを選ぶか、加工する説明書きなどを一緒に持ちこむことをおすすめします。

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