【買い付け日記】三地門へ再び…
こんにちは!
「台湾エスニック雑貨店」店長です。
当ブログでちょくちょく登場する屏東県の「三地門」。パイワン族、ルカイ族、それに客家人の文化が融合するのどかな山間の集落です。つい先日、梅雨の合間を縫って久しぶりにふらりと立ち寄ってきました。公共の交通手段を使ってのアクセスも、かなり上達してきた今回の旅。のんびりとした三地門の、最近の様子をご紹介します。
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公所(役所)もエスニック!今回はここからスタート
またまたやって来ました三地門。
「三地門郷公所」まで電車&バスで向かう場合は、台鉄屏東駅から8227番バス、もしくは8233番(霧台行き)に乗車し、1時間弱くらいでアクセスできます。
そういえば、ここ数か月庫内間に、屏東駅のバスターミナルが移転リニューアルしていました。駅に連結していて、以前よりわかりやすく便利になりました。
三地門へのアクセス&周辺情報について詳しくは、こちらをご覧ください。
QuATa 悠塔.徳文咖啡
役所の役割をする三地門郷公所は、外観もそして内観もエスニック!見晴らしのいい高台にあって、川を挟んだ瑪家鄉側が一望できます。公所の敷地内には、「QuATa 悠塔.徳文咖啡」というカフェがあります。電車とバスに乗っただけで、ぐったりとしてしまうお年頃…な店長。久しぶりの晴れ間と、広大な自然に癒されながら、ここで一息つくことにしました。
ここで楽しめるのは、店名にもなっている徳文コーヒー。徳文は三地門から、さらに山奥へと入った集落で、海抜が高くコーヒー栽培に適した場所です。台湾にコーヒー文化が浸透してきたのは、ほんの十数年前ほどのこと。嘉義の阿里山や雲林の古坑が、産地として有名ですが、日本統治時代にコーヒーの栽培が始まった徳文は、台湾コーヒーのルーツとしてまた品質の高いコーヒーの産地として名高い場所です。
苦みが強いのが特徴という徳文コーヒーを、店長はラテでいただきました。幾何学模様のカップもかわいいです。
このカフェでは、愛玉やアワで作ったもちもちのドーナツなどのエスニックスイーツも楽しめます。希少な徳文コーヒー豆の販売コーナーもるので、お土産にもよさそうです。
QuATa 悠塔.徳文咖啡*屏東縣三地門鄉三地村中正路二段100號
沙滔舞琉璃藝術空間
すっかり充電されたら、今度は下り方向へ出発です。今回の目的は「蜻蜓雅築珠藝工作室」と「沙滔舞琉璃藝術空間」への再訪なのですが、三地門公所のひとつ前の最寄りバス停で降りないのは、急な山道を登りたくないからです。公所で降りて、下っていく方がとっても楽ですよ。
三地門は、個人的に静かな平日に来るのがおすすめです。大通りから一歩中に入った細い住宅街は人通りがほとんどなく、カラオケで歌う声が聞こえてきます。普段、忙しい時はのんびりしたいと思うのに、いざ時間が出来ると、なぜか世間の時間の流れに乗り遅れたような焦りを感じてしまう…そんな自分がすごく小さく感じるのです、ここを歩くと…。
そんなこんなで、ひとつの目的地である「沙滔舞琉璃藝術空間」に到着しました。こちらも相変わらずかわいいです。…が、今回は、アクセサリーの品数が少なく感じました。とんぼ玉というのは、ひとつひとつ手でつくられるもので、その生産スピードを調節することはできませんが、需要は季節によって変わる物なので、ちょうど今は少ない時期なんだそうです。ちょっと残念ではありましたが、守り抜かれているスタイルに安心する気持ちもありました。
沙滔舞琉璃藝術空間*屏東縣三地門鄉三地村中正路二段29巷45號13鄰
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蜻蜓雅築珠藝工作室
山道を更に下り、今度は「蜻蜓雅築珠藝工作室」へやってきました。ここは、来るたびに新しいデザインのものがあったり、とんぼ玉に留まらず雑貨もあるので、館内を歩くだけでも楽しいです。今回も、こちらでいくつか、とんぼ玉アクセサリーを買ってきましたので、準備ができ次第、ショップの方にアップしていきたいと思います。
「蜻蜓雅築珠藝工作室」の2階には、カフェ&故事館があるので、とんぼ玉作りのDIYを体験したら、とんぼ玉が冷めるまでの待ち時間に、訪れてみるのがおすすめですよ。
木のぬくもりたっぷりの2階のカフェでも、先ほど登場した徳文コーヒーを楽しむことができます。ちょっと気になった手作りの愛玉ゼリーは、フィドジャーに入って登場!ボリュームたっぷりながら、甘さ控えめでぺろりといただきました。ここのカフェからの眺めも最高です。よ~く目をこらすと高雄の85大樓らしきビルまでもが見えました。
奥にある故事館は、撮影が禁止になっていて、ご紹介できないのが残念ですが、パイワン族の衣装や装飾品などをじっくりと見ることができる穴場です。2階にひっそりとあるのがもったいないくらい、きらびやかなお宝を目にすることができるので、「蜻蜓雅築珠藝工作室」に訪れた際は、ぜひ足を運んでみてくださいね。
蜻蜓雅築珠藝工作室*屏東縣三地門鄉三地村中正路二段9號
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本当は、このまま原住民文化園区の方へも足を伸ばしたかったのですが、今回は時間の都合上仕方なく、台南への帰路につきました。また、時間を見つけて最訪したいと思います。