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2020-07-08

マンゴー村で出会った!ルイ・ヴィトンマンゴー&謎のフルーツ

こんにちは!
「台湾エスニック雑貨店」店長です。

今年もマンゴーの季節がやってきました。
店長の住む台南には、玉井というマンゴーの聖地があります。毎年この時期に玉井を訪れるのが個人的な恒例行事となっているのですが、今回は新しい品種や、謎のフルーツに出合う旅となりました。

玉井ってどんな村?どうやって行く?

玉井は、台南市の東側に位置する山間の村です。マンゴーの聖地として有名で、夏の収穫シーズンともなれば、どこもかしこもマンゴー、マンゴー、マンゴーだらけ…。たくさんの観光客でにぎわいます。市場やかき氷店が立ち並ぶエリアは、玉井バス停の周辺にコンパクトにまとまっているので、半日もあれば十分楽しむことができます。台南に数日滞在する場合、ショートトリップにおすすめの場所です。

玉井へは、台鉄台南駅から綠幹線というバスに乗車すると、1時間ちょっとでアクセスすることができます。料金は119元。タクシーの場合は、片道約1000元ほどなので、数人で行く場合は、タクシーをシェアするのもいいかもしれません。

マンゴー市場の歩き方

玉井バス停から歩いて5分ほどのところに、カラフルなマンゴーがあちらこちらに取引されていく玉井青果市場があります。
こちらは、玉井に来たからには、ぜひとも訪れてほしいスポットですが、個人的には、ここで買い物はせず、雰囲気だけを楽しむ歩き方がおすすめです。

この市場はもともと卸売りがほとんどでしたが、最近では観光地化が進み、滞在中に食べきれるような小さなカゴで少量を売る人も見かけるようになりました。ですが、値段的には台南市中心部で買うのとそれほど差はありません。うまく交渉ができれば話は別ですが、それでもビニールに包まれているカゴの見えない部分に、傷んだのをこっそり仕込むという悪い人もいたりします。(お義母さんが被害にあいました。)それだったら、バラで買うことができる中心部で、一つひとつ選んで食べられる分だけを買った方がいいというのが、その理由です。それに、マンゴーは日本に持ち帰ることができないので、スムージーやかき氷などいろいろなスイーツが楽しめるフルーツ店に行く方がおすすめです。

ただ、市場で売られているマンゴーの品種はとても多いので、それを見て回るのは楽しいです。中心部によく出回っているのは、愛文、土芒果、金凰、凱特くらいですが、ここでは他でなかなかみかけない、珍しい品種も見ることが出きます。

また、市場内には、かき氷店が並ぶ、魅惑のゾーンもあります。市場内は熱気がムンムンしているので、ここでひと休み…といくのもいいのですが、市場の外にもかき氷専門店がいろいろあり、どこもボリュームたっぷりなので、そこはお腹と相談して上手に楽しんでみるのがいいかなと思います。

ちなみに店長のおすすめは、青果市場から歩いて10分弱のところにある「冰上賓」というお店。ここではかき氷の器までもマンゴーという、マンゴーづくしのかき氷が食べられますよ。

市場で発見!マンゴー界のルイ・ヴィトン

今回の市場散策での後悔…それは、マンゴー界のルイ・ヴィトンと名高い夏雪マンゴーを買わなかったことです。夏雪マンゴーとは、台湾の在来種である土芒果を改良して作られた新種で、外見も中身も黄色くて甘味が強いのが特徴。台東では紅キヌアのような新たな台東ブランドになってくれるよう力を入れているフルーツなのです。その値段は、愛文の約3倍ほどと高級なのが、ルイ・ヴィトンと言われる由来だと思われます。

こちらも大きいカゴ売りだったので、ここでは買わず台南中心部にもどってから探してみたのですが、やっぱり見当たらず…。そこで、台東の農家さんからお取り寄せを試みたのですが、発送予定日に受け取ることができず、やむなくキャンセルとなってしまいました。(ちょうど自宅のお風呂工事で疎開することになっているんです…)

食べれないとなると、ますます募る夏雪マンゴーへの想い…。どうにかして(できるだけお得に)入手できるようがんばります。

市場で発見その2!謎のフルーツ「木鱉果」

ルイ・ヴィトンのほかに、「木鱉果」という珍しいフルーツにも出会いました。遠くから見ると、おもちゃのように見えるこのフルーツ…またの名を「夫妻果」や「天堂果」、「長生果」などと呼び、なぜか「天国から来たフルーツ」とも呼ばれています。日本では、「ナンバカラスウリ」や「ガックフルーツ」と呼ばれているそうです。

主に東南アジアに生息するもので、ベトナムではこれをごはんに混ぜていただくそうです。すごいのがその栄養素。リコピン、βカロテン、ビタミン、Q10、オメガ3などなど、身体によさそうな要素を豊富に含んでいて、台湾では健康食品の開発も進められているそうです。アミ族、プユマ族、パイワン族の間では、木鱉果を食用として利用されていて、台湾南部での木鱉果の栽培が始まっているそうです。こちらは、ちょっと買う勇気がなかったのですが、次出合ったら買ってみようと思います。

引き続き、珍しいフルーツ探索を続けていきます!!

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