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2020-08-04

サアロア族特製!BBQバーガーのお店

こんにちは!
「台湾エスニック雑貨店」店長です。

原住民料理といえば、何といっても直火で豪快に焼き上げるバーベキューが定番です。そのジューシーな分厚いお肉を贅沢に挟んだBBQバーガーを食べてきました。そのお店は、サアロア族の方が営む人気のお店です。

300人を下まわる少数民族、サアロア族とは…

サアロア族(沙阿魯阿族)は、ラアルワ族(拉阿魯哇族)とも呼ばれる少数民族です。高雄の桃源などに集落を持ち、以前はツォウ族と同じグループとみなされていましたが、言語や風習の違いから、2014年に政府から独立した民族としての認定を受けました。このとき同時に、同じくツォウ族とみなされていたカナカナブ族も認定を受けたのですが、このふたつの民族は現在300人足らずという少数民族です。なかでも、サアロア語を話せる人は10人弱しか残っていないそうです。

本日ご紹介するサアロア族のバーガー屋さんを訪れるのは、実は今回が3回目なのですが、前回通りかかったときには「収穫祭で集落に帰るためお休みします」との看板が出ていて入れませんでした。がっつり食べる心構えで来たので残念ではあったのですが、民族の伝統を大事にしていることに、何だかうれしくなりました。ちなみに、お肉はどうしてもあきらめきれなかったので、その近くでお肉が食べられるお店を探して胃袋に詰め込みました。

サアロア族特製バーガーが食べられる「木漢堡」

「木漢堡」というサアロア族の方が営むお店があるのは、台南の安南區という中心部から少しだけ離れたところです。台鉄台南駅からは車で約20分ほどかかりますが、知る人ぞ知る人気店で、ごはん時にはたくさんのお客さんがつめかけます。丸太造りのあったかい感じの店内には、テーブル席とカウンター席が少しだけ用意されています。

カウンター席は、ガラス張りになっていて、キッチンでお肉を焼いている様子を見ることができます。ここでは、長時間燃えて香りもいい龍眼の木を使って、バーベキューしているそうです。

気になるメニューは…?

メニューは6種類で、そのうち2種類は平日限定でした。

やっぱり人気は、何といっても豚バラバーガー(拉阿魯哇三層豬堡/210元)です。分厚いお肉がぎっしり!「三層」というのは、皮、脂身、赤身の三重奏という意味で、分厚いんだけれども、ジューシーでとっても柔らかいです。大きすぎて、上のバンズから下のバンズまでを一緒にかぶりつくことができないので、まず具だけを食べて少し落ち着いてからかぶりつくのがいいかもしれません。

チキンバーガー(B拎寧嫩雞堡/180元)も、お肉がプルプルしていてジューシーでした。こんなにボリュームがあって180元とはお得です。バーガーの横に添えてあるマッシュポテトも、あなどることなかれ。ハラペーニョがポテトとマッチして絶妙でした。

「木漢堡」は、毎週月曜日がお休みです。ときどき臨時休業の場合もありますので、公式サイトをご確認のうえ足を運んでみてください。

お店の裏側には、看板犬もいますよ。

木漢堡
住所:台南市安南區安中路一段970號
時間:15:00~21:00(土日11:30~)、月曜休み
公式サイト:https://www.facebook.com/woodburgershop

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